− タスマニアン・グロブスター −
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 タスマニア島・タスマン海。

 別名タスマニア・ブロブとも。

 1958年、メルボルンからタスマン海を渡ってタスマニアの首都ホバートに向かう漁船が、2メートルほどの動物の死体を網にかけた。
 尾らしきものはあるが、鰭も目も口もなく、山高帽のような形をしていた。

 1960年8月には、台風一過の後、牧畜を営む男達がタスマニア西部インタビュー川の河畔で奇妙な肉塊を発見したが、それは1年半も放っておかれ、1962年3月になって、その噂を聞きつけたホバートの博物学者がその物体に対面した。
 肉塊は長さ2.4メートル、幅90センチ、厚さ30センチ(最近の文献では長さ6メートル、幅5.4メートル、厚さ1.4メートルと巨大化?している)で、えらのようなものがあり、骨は見あたらず、繊維質な物質(後の調べでコラーゲンと判明)で構成されていた。
 科学者達はその塊の正体について、明確な答えを出す事はできなかったという。

 その年の6月、今度はホバートに近いストーム湾南岸にも肉塊が漂着した。
 黒くなめし皮のような皮膚、長さ3.5メートル、幅2メートル、厚さ70センチで長方形。表面に生えたヒツジのような毛。クジラのようだったが、鯨脂は発見されなかたという。

 1998年には鰭か足状のものが20本ついた長さ6メートルの肉塊が見つかっている。白い毛が生えていたそうだ。

 その多くは鯨の可能性が高いと言われているが、未知生物の死体である可能性も否定できない。